理学療法士が考える住宅ローン団体信用生命保険の選び方
どうも、ゆーたです。
本日は、住宅ローン団体信用生命保険(通称「団信」)について、理学療法士目線で思うところを書いてみたいと思います。
まず団信とは、住宅ローンの返済中に不測の事態があった場合に、保険金により残りの住宅ローンを肩代わりしてくれる住宅ローン専用の保険のことです。
これは住宅ローンを組む上ではほとんどの人が入る保険だと思います。
団信は死亡や高度障害になった場合に使える通常の団信、その他三大疾病保障付団信や八大疾病保障付団信など病気の幅を広げた団信もあります。
僕は仕事柄病院勤務ですので、若くして病気や交通事故などで入院し、元の職に戻れないという方も経験しました。
そのため住宅ローンを組む際は、団信について少し考えてみることにしました。
通常の団信は、死亡や高度障害が保険の適応範囲です。
ここでいう高度障害がどのような扱いなのか少し考えてみます。
続いて三大疾病保障付団信についてです。
三大疾病とは、がん・脳卒中・心筋梗塞のことを指し、日本人の死因のうち52%を占めることが分かっています。
ガンはそのうち29%を占めておりかなり高い割合となっています。
団信に話を進めてみると、
三大疾病になったからといって、即ローンが無くなるとは限りません。
よく保険適応を読んでみると、〇〇日間入院することや手術をすること、〇〇日間症状が持続することなど様々です。
ここで注意してもらいたいのが、入院期間についてです。
現在(というか以前から)日本の病院は入院期間を短縮させていく流れになっています。
ちなみに、上で挙げた三大疾病の平均入院日数はガンは19.9日、脳卒中は89.5日、心筋梗塞は20.3日です。
どうでしょう?
みなさんが検討している団信の適応範囲に当てはまっているでしょうか?
少なくとも「入院期間が60日以上」とかが条件になっているのであれば、絶対にそんな期間入院しない(出来ない)ので保険は下りないと思ってもらって良いです。
せっかく上乗せ金利を払って保険を掛けるのに無駄になってしまいます。
また八大疾病保障についても同様です。
そしてよく就業不能状態になったらと記載がありますが、この辺も実際は適応がグレーな場合が多いと思います。
脳卒中になって片手片足が不自由になると、元の職場に復帰できないかもしれません。
しかし保険会社はそのような判断ではなく、残った片手片足で働けるのであれば、集票不能状態とはならないとされます。
このあたりも加味して住宅ローンは選んでいく必要があるかと思います。
金利が最低水準になってきている現代では団信が決め手なることもあるかと思います。
その時に、三大疾病や八大疾病について少し調べて保険の適応範囲と自分が考える保障内容の間にかい離がないか確認することは非常に大切なことだと思います。
それでは今日はこのあたりで!