我が家の年金対策~2019年度(令和元)年財政検証を受けて~
どうも、ゆーたです。
厚生労働省(厚生省)から非常に大切な発表があったので久しぶりに書きます。
「2019年度(令和元)年財政検証」が発表されました。
これは年金の定期健診と言われており、私たちの老後に年金がどれくらいもらえるのか?、試算した資料です。
財政検証について直接の解説はメディアや他ブログなどで多く上がってくると思います。
ここでは我が家で今後どのように対策をとっていかなければならないかを考えたのでその記録としてブログで公開できればと思います。
我が家の家族構成と所得についてざっくりとまとめます。
・夫婦共働き(手取り月収(ボーナス込):夫25万、妻16万)
・二人とも定年まで働く
・老後の月の生活費は30万円
・持ち家、ローンは60歳で終了予定
以上の条件に当てはめながら計算していきます。
子どもは二人の予定ですがこの計算ではあまり関係ないので省略します。
また、生活費はインフレの影響がどうだ、などの意見があるかと思いますが今回は難しいので置いておきます。
ここで厚生省から発表された以下の資料をご覧ください。
まずよく出る言葉「所得代替率」について簡単に説明します。
所得代替率=現役時代の所得に比べて年金が何%もらえるか、を示した指標です。
例えば手取り40万円もらっているサラリーマンの将来の所得代替率が50%であれば、年金は20万円もらえるといった具合です。
ここではボーナスを入れた手取りで考えてください。
手取りの月収+ボーナスを12で割ればいいですね。
さて、昨今の日本では少子高齢化や日銀のマイナス金利政策など不景気なニュースが飛び交っています。
順調に経済成長する「ケースⅠ」からマイナス成長する「ケースⅥ」までを想定した所得代替率を示しています。
これから日本はどのように経済成長していくと思いますか?
私は経済について詳しいことはわかりませんが悲観的に見積もって準備しておくほうが賢明かと考えています。
本ブログではケースⅤを想定して話していきます。
それではケースⅤでは所得代替率はどのように変化していくか見ていきましょう。
現在私は26歳なので一番右側の2058(令和40)年度に65歳となります。
この時点では所得代替率44.5%となっています。
単純に手取り月収に当てはめると将来もらえる年金は、
夫:25万円×44.5%=「11.1万円」、妻16万円×44.5%=「7.1万円」
となります。
上記の二つを足すと、将来もらえる年金は、18.2万円となります。
老後の月の生活費は30万円なのでもらえる額とで不足が出てきます。
その額は30万円-18.2万円=11.8万円
私と配偶者とも20歳台で若いため今後の昇給などで手取り年収が増加する、年金受給年齢が変わってくるなど不確定要素があります。
退職後に月10万円不足することを想定して準備を進めていこうと思います。
人生100年時代と言われるこの時代です。
65歳から100歳まで35年間、月に10万円不足すると考えると・・・
10万円×12か月×35年=4200万円
これが定年後我が家が不足する生活費ということになります。
一人当たり2000万円不足するという、金融庁の試算は我が家にとって当てはまりました。
自助努力が必要であることは明白でしたが、この財政検証の結果を受けてさらに興味を持つ人が増えるのではないかと思います。
では、また。
我が家の貯金事情〜確実に貯めていく3ステップ〜
どうも、ゆーたです。
今回は我が家の貯金方法を紹介します。
まず前提条件として、我が家は20代夫婦二人暮らし、2018年12月にマイホームを建てました。
今後子どもは二人を予定しています。
共働きで合算の額面年収が700万円ほどです。
我が家では貯金するための3ステップを実践しています。
①お金の流れを知る
②今後予定している支出を考える
③給料から天引き貯金をする
以上です。
簡単でしょう?
①お金の流れを知る
家計簿の出番です。
ところで家計簿を何ヶ月も続けられた人っているんでしょうか?笑
我が家では固定費と変動費を分けます。
固定費は住宅ローン、保険、通信費などです。
変動費は食費、外食、日用品、交通費などです。
ここで注意する点は、大体の額で記録しておくことです。
1円単位まで記録する必要はありません。
1ヶ月の大体の支出を見れれば良いので「木を見て森を見ず」状態にならないようにしてください。
②今後予定している支出を考える
我が家では先取り貯金を採用しています。
先取り貯金とは、「今後必要になるであろうお金を月々またはボーナスなどで貯金しておくこと」です。
住宅購入費や車購入費・車検・保険料、年払いの保険、固定資産税、教育費などです。
例えば5年後に住宅購入の頭金として500万円貯めたいとします。
500万円÷5年÷12ヶ月=83333円
月々83333円貯金していくといった具合です。
この額が現実的かどうかは置いておいて、今後必要となりそうなお金を考え今から対策を立てておくのは大切だと思います。
容易にローンを組まないようにしてくださいね。
住宅ローンは仕方ないですが車は一括で買える準備をしてから購入してください。
残価設定型のローンももちろんメリットばかりでは無いので注意が必要です。
いくらの車を何年後に買うんだ、という風にあらかじめ考えておくと良いと思います。
ちなみに我が家では住宅ローン以外でローンを組んだことはありません。
③給料から天引き貯金をする
これも貯金を成功させるための絶対条件と言えます。
給料から余った分で貯金しようと思っているあなた!
絶対成功しないので今すぐ天引き貯金をしてください。
貯金する額ですが理想は手取り収入の25%と言われています。
あくまで理想なので始めは可能な額からで良いと思います。
まずは貯金を習慣化していくことが大切です。
ここでの注意点は、月々で貯金していくのでボーナスは考えないで一旦置いておきましょう。
この3つのステップを繰り返してみると自分の収支を意識できて貯金も習慣化されるはずです。
JUST DO IT(とにかく始めろ)です!
それでは今回はこのあたりで!
サラリーマンが投資をするメリット・デメリット
どうも、ゆーたです。
今回はサラリーマンが投資をするメリット・デメリットをテーマにしたいと思います。
ちなみに私も駆け出しですが月5万程度の積立投資をしています。
もう少し知識を深めたり貯蓄が増えてきたら投資額は増やしていこうと思ってます。
結論からいうとサラリーマンこそ投資にはメリットが多く、デメリットは最小限に出来ると思います。
確認ですがここでいう「投資」は資産形成に関わるもので、主に投資信託などを指しています。
①安定した収入がある
サラリーマンは一定の収入がある程度確約されている状態です。
自営業、フリーランスの方とはそこが違います。
収入のいくらかを毎月投資に回すことが出来れば投資も継続しやすいのではないでしょうか?
②お金が増える
投資の効果を見るためには楽天投資シュミレーターが便利です。
例えば月3万円を20年間積立投資し、利回り5%だったとします。
その場合20年後には元本720万円、利益約500万円と計1320万円となる見込みです。
銀行預金と比べてどうでしょう?
これが投資の効果です。
あくまでシュミレーション上の結果なので鵜呑みにはしないでくださいね。
③税金対策になる
これは個人型確定拠出年金(iDeCo)に代表されるメリットです。
iDeCoについては他のサイトでも多く解説されているので色々調べてみてください。
ここで伝えたいことは掛け金が全額所得控除になる点です。
課税所得(税額の基になる金額)から毎月積立した額が控除(引いてくれる)されます。
要するに、投資をすることで所得税・住民税が安くなります。
蛇足ですが、iDeCoやNISA、つみたてNISAと呼ばれる制度を聞いたことがあるかと思います。
投資で得た利益には約20%の税金が掛かります。
これを見て多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思います。
例えば、月3万円を20年間積立投資し、利回りが5%だったとします。
元本は720万円、利益は約500万円となります。
この500万円に20%税金が掛かると、100万円持っていかれます。
この税金が掛からなくなるのがこの3つの制度の正体です。
利用してみるのもいいと思います。
①お金が減ってしまう
これはメリットのところで伝えた「お金が増える」と真逆の意見ですね。
もちろん投資ですから元本保証はありません。
有名なリーマンショックの時には50〜60%の損失が出たそうです。
1000万円あれば400万円くらいまで減ってしまうという計算です…。
恐ろしい数字ですね。
でもこの辺りは投資対象を考えることである程度リスクを下げることが出来るとされています。
それでも元本保証ではない時点で大きなデメリットと言えるでしょう。
②投資=ギャンブルと思っている人が多い
投資を始められない人の典型的な考え方だと思います。
確かに世の中の人たちは投資=ギャンブルと考えがちなので、「投資してます」なんて言うと少し変な目で見られる気がします。
実際妻以外には投資をしていることは言ってません。
でも、投資について少し勉強してみるとそこまで難しいことではなく(もちろん最低限の勉強は必要です)、素人でも気楽に始められると思います。
素人が勝てる投資は時間を味方につけます。
投資=ギャンブルなんて言っている暇があるなら1冊本を買って早く始めた方が吉です。
先ほどの20年間、月3万円の投資なら500万円の利益、銀行預金なら数十円の利益です。
時間を掛けてお金を増やしましょう。
③周りに投資している人がいなくて不安
解決法は自分で勉強しましょう、しかありません(笑)
世の中便利なもので書籍も充実、ネット上でも投資家のブログは山ほどあります。
周りに投資をしている人がいなくてもネット上にはたくさんいます。
そんな人たちの頑張りを見ていると投資を継続出来るのではないでしょうか?
投資についてのメリット・デメリットは少し理解してもらえたでしょうか?
少し知識があればデメリットを回避することも可能だと思います。
当たり前のことですが投資の失敗は誰の責任でもなく自己責任なのであしからず。
それでは今日はこのへんで。
共働き夫婦の家事分担 ~我が家の場合~
どうも、ゆーたです。
我が家は現代に多い共働き夫婦です(ちなみに子どもはいません)。
私たちのような共働き夫婦では家事の分担をどのように行うかが夫婦円満の第一歩かと思います。
今回は我が家を例にしてご紹介したいと思います。
夫である私は、家計管理・料理を担当しています。
妻は、掃除・洗濯などの家事全般を担当してもらってます。
このような家事分担で2年の同居を一応円満に過ごしています。
自分でいうのもあれですが、仕事から帰ってきて一から料理を作るのはけっこう大変なんです。笑
とはいっても、同居する前から料理は好きな方でしたので朝昼晩毎日作っています。
料理が出来ない人はまず練習から、仕事終わりに料理が作れない人は以下の秘訣を実践してみてください。
ソファ・ベッド・椅子に座らない!
どうでしょうか?
帰ってきてから間髪を置かずに料理を作り始めることが習慣になれば割と頑張れるものです。
3日、3週間、3か月と3のつく周期で辞めたい衝動に駆られますがそこは我慢です。
円満ライフに向けて頑張りましょう!
それでは、今回はこのあたりで。
インデックス投資の基本のキ ~ドル・コスト平均法~
どうも、、ゆーたです。
少し間が空きましたがインデックス投資の基本をご紹介していきます。
今回は「ドル・コスト平均法」についてです。
主となる参考文献は『ウォール街のランダムウォーカー原著第11版』です。
現代のインデックス投資家である方々の意見がどうなっているのか『お金は寝かせて増やしなさい』、『世界一ラクなお金の増やし方』、『ズボラ投資』の意見も加味しながら紹介できればと思います。
上記については以下のブログで簡単に紹介してますので良ければご覧ください。
さて、本題にうつります。
本日のテーマ「ドル・コスト平均法」
〇〇法といって少し小難しい話と思いがちですが、まったく難しいことはありません。
結論から伝えると、「毎月コツコツと一定額買っていくことで買い時を逃さずに投資を続けられる」という投資法のことです。
「もしあなたが他の大多数の人たちと同じく、豊かになるにつれて少しずつ投資額を増やしていきたいのなら、「ドルコスト平均法」がうってつけである。」
『ウォール街のランダムウォーカー』p437
これは日経平均株価(TOPIX)の2010年~2019年までの株価推移です。
さてここで質問です。
手元に100万円あるとすると、皆さんならどちらで株を買いますか?
①2012年1月
②2018年1月
当然①の時に買った方がその後の利益が高いです。
株価が下がっている時に一気に株を買う、これが株で利益を出す簡単な仕組みです。
それでは②は不正解なのでしょうか?
答えは「誰にもわからない」です。笑
ここから一気に株価が上がるかもしれませんし、このまま下がっていくかもしれません。
これはプロの投資家でも簡単にはわかりません。
ただ、株価が高いときに買って、買った後に株価が下がり続けてしまう、いわゆる「高値掴み」は避けたいものです。
それでは、私たち素人投資家が投資で利益を出すにはどうすればよいか?
それがドル・コスト平均法、つまり「毎月コツコツと一定額買っていくこと」です。
買い時を知りたいそんな人へ
買い時こんなことを考えていませんか?
『世界一ラクなお金の増やし方』に以下のような例が紹介されています。
東京五輪の後に長期投資を始めるがオススメできない。
・今は、アベノミクスでリスクマネー膨らんでいるだけ
・今は、2020年の東京五輪で投資が盛り上がっているだけ
・そのうち反動がきて(株価が)ドンと下がる
・その時買えばいい
『世界一ラクなお金の増やし方』p81
以上は最もらしい理屈ですが、これも結局どうなるかは誰もわからないというのが実際です。
ドル・コスト平均法は投資のリスクを取り除く万能薬ではない
『ウォール街のランダムウォーカー』p439
ここまで紹介してきて「なんだよ」と思うかもしれませんがこれが現実です。
例えば、2008年リーマンショック時は誰でもの損失が出てしまったと思います。
ドル・コスト平均法で長期的に投資することは、
毎年毎年大きく下落し続けることはありませんが、短期的には損失がでることもあるという覚悟をしておかないといけません。
『ズボラ投資』p90
長期投資については以下でも説明しているので良ければご覧ください。
感情を入れずに毎月コツコツ一定額買っていく、それが個人投資家が出来る買い時を逃さない方法だと思います。
それでは、今回はこのあたりで。
銀行預金は減っていく?インフレの正体とは?
どうも、ゆーたです。
今回は「銀行預金は減っていく」という話です。
銀行預金は元本保証が確約されているはず、ではなぜ減っていくのでしょうか?
それは長期間の預金はインフレの影響を受けるためです。
インフレとは、物価が上昇しお金の価値が下がることをさします。
例えば100円で買えてたお菓子が10年後110円となっていたとしましょう。
その場合銀行預金にある10年前の100円ではお菓子が買えないということになります。
これがインフレによる銀行預金の目減りです。
さて、では実際日本ではどれくらいのインフレが起きているのか、今後どうなっていくのでしょうか。
一応政府は2%を目標として計画を立てているようです。
現実にはもう少し小さくなると予想されていますが。
話変わって、長期間の預金が必要になるといえば何を思い浮かべるでしょうか?
例えば、教育資金などが当てはまります。
子どもがいる家庭では大学受験までに〇〇万円貯めないとと計画を立てていることでしょう。
しかし、大学費用が年々上昇していることはご存知でしょうか?
現在の水準で貯金していたといてももしかしたら足りなくなっているかもしれません。
短期と長期では貯蓄方法の考え方が違います。
皆さんもその辺りを調べてみて10〜20年後に使うお金の貯蓄方法として何が良いのか考えてみてください。
それでは今日はこのあたりで。
書評『私の財産告白』著本多静六
どうも、ゆーたです。
今回は書評『私の財産告白』です。
著者の本多静六さんは1866年(慶応2)年生まれ、1892(明治25)年に現在の東大農学部助教授となり、1952年(昭和24)年の逝去まで独自の投資法や貯蓄論を実践し大きな財を築いた人です。
まずはこの本のタイトル『財産告白』という点に惹かれ読むことにしました。
文庫本となっており価格も安いので即購入しました。
内容としては、本多さんの生い立ちや独自の投資理論や貯蓄法などです。
その中から『本多式「四分の一」貯金』を紹介します。
まず本の中でこのように紹介されています。
「あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む」『私の財産告白』p20
要するに、
収入の25%は貯金しなさい。
臨時収入(ボーナス)などはすべて貯金しなさい、ということです。
自分の家計に置き換えてみてください。
25%貯金出来ていますか?
また、この方法を達成することは決して楽ではないかもしれません。
実際本多さんも倹約生活をしていたと話しています。
そしてその倹約生活について妻に対してこのように伝えてます。
「いまの苦しさは、苦しいのを逃れるための苦しさだから、しばらく我慢してくれ」『私の財産告白』p22
このあと貯金を使い投資する、収入を得るのサイクルができ、莫大な富を築くことになります。
貯金を「雪達磨の芯」を作ると表現しています。
一度雪達磨の芯を作ってしまえばあとはそれを坂から落とすだけで勝手に大きくなっていくとのことです。
まさに、お金がお金を作る仕組みということです。
こんな時代からこの考え方に辿り着き、成功しているとは驚きです。
本多さんの爪の垢を煎じて飲むくらいにしていきたいですね。
それでは今回はこのあたりで。