インデックス投資の基本のキ ~ドル・コスト平均法~
どうも、、ゆーたです。
少し間が空きましたがインデックス投資の基本をご紹介していきます。
今回は「ドル・コスト平均法」についてです。
主となる参考文献は『ウォール街のランダムウォーカー原著第11版』です。
現代のインデックス投資家である方々の意見がどうなっているのか『お金は寝かせて増やしなさい』、『世界一ラクなお金の増やし方』、『ズボラ投資』の意見も加味しながら紹介できればと思います。
上記については以下のブログで簡単に紹介してますので良ければご覧ください。
さて、本題にうつります。
本日のテーマ「ドル・コスト平均法」
〇〇法といって少し小難しい話と思いがちですが、まったく難しいことはありません。
結論から伝えると、「毎月コツコツと一定額買っていくことで買い時を逃さずに投資を続けられる」という投資法のことです。
「もしあなたが他の大多数の人たちと同じく、豊かになるにつれて少しずつ投資額を増やしていきたいのなら、「ドルコスト平均法」がうってつけである。」
『ウォール街のランダムウォーカー』p437
これは日経平均株価(TOPIX)の2010年~2019年までの株価推移です。
さてここで質問です。
手元に100万円あるとすると、皆さんならどちらで株を買いますか?
①2012年1月
②2018年1月
当然①の時に買った方がその後の利益が高いです。
株価が下がっている時に一気に株を買う、これが株で利益を出す簡単な仕組みです。
それでは②は不正解なのでしょうか?
答えは「誰にもわからない」です。笑
ここから一気に株価が上がるかもしれませんし、このまま下がっていくかもしれません。
これはプロの投資家でも簡単にはわかりません。
ただ、株価が高いときに買って、買った後に株価が下がり続けてしまう、いわゆる「高値掴み」は避けたいものです。
それでは、私たち素人投資家が投資で利益を出すにはどうすればよいか?
それがドル・コスト平均法、つまり「毎月コツコツと一定額買っていくこと」です。
買い時を知りたいそんな人へ
買い時こんなことを考えていませんか?
『世界一ラクなお金の増やし方』に以下のような例が紹介されています。
東京五輪の後に長期投資を始めるがオススメできない。
・今は、アベノミクスでリスクマネー膨らんでいるだけ
・今は、2020年の東京五輪で投資が盛り上がっているだけ
・そのうち反動がきて(株価が)ドンと下がる
・その時買えばいい
『世界一ラクなお金の増やし方』p81
以上は最もらしい理屈ですが、これも結局どうなるかは誰もわからないというのが実際です。
ドル・コスト平均法は投資のリスクを取り除く万能薬ではない
『ウォール街のランダムウォーカー』p439
ここまで紹介してきて「なんだよ」と思うかもしれませんがこれが現実です。
例えば、2008年リーマンショック時は誰でもの損失が出てしまったと思います。
ドル・コスト平均法で長期的に投資することは、
毎年毎年大きく下落し続けることはありませんが、短期的には損失がでることもあるという覚悟をしておかないといけません。
『ズボラ投資』p90
長期投資については以下でも説明しているので良ければご覧ください。
感情を入れずに毎月コツコツ一定額買っていく、それが個人投資家が出来る買い時を逃さない方法だと思います。
それでは、今回はこのあたりで。